断捨離(?)と写真

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先日実家に帰省した際、両親から以下のようなものがまだ保管してあるが、どうしようか、と聞かれました。

― メダル

― 賞状

― 収集した切手

オリンピックレベルならともかく、地方レベルかつ学生時代(xx十年前…)のものなど、存在自体忘れていましたが、当時はすごく大事に保管していたものです。

また、切手については、数十年たっているとはいえ、それほど値打ちが上がっているとは思えず、それこそ「二束三文」であろうかと… 「使えば」いいのかもしれませんが、最近ではその機会すらありません。

このように、思い出関連のものの「断捨離」ができなくて困っている、という方も多いのではないかと思います。

一方、私の家では、ここ10年の写真アルバムが存在しない、という現象が起こっています。

現在、写真のほぼ90%近くはスマートフォンでの撮影になっていると思います。

以前は、撮影後、お店で「プリント」し、「アルバム」なるものに保管するのが当たり前でした。

デジタルカメラの時代なら、まだプリントしていたのですが、携帯電話・スマートフォンでの撮影になってから、プリントはしないようになってしまいました。そのため、最近10年間の写真アルバムは全く存在せず、まるでxx年以降の記録・記憶がないかのようになってしまいました。

「デジタル」なものは、残っていても、実感できないのでは、と思いました。

これからは、個人のすべての記憶すらデータ化・クラウド保存できるようになる、と聞いたことがありますが、そうしたところで、誰が、いつ閲覧するのだろう、誰も見なければ、存在しないことと同じなのでは、と思ったりします。

以上、「非」デジタル世代のひとりごと、でした。

2023年7月 SU