2020年10月 石の楽しみ

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石碑、記念碑、道標、石像、道祖神などが好きです。共通点としては、「道端にある石で出来たもの」でしょうか。いくつか面白い(と思っているのは私だけかと存じますが)ものをご紹介しましょう。

蒲田駅のモヤイ像

 昭和59年の新島観光協会から蒲田商店街に寄贈されたそうです。蒲田駅東口のロータリーの中の島的な場所にありますが、これだけインパクトがある像なのに、置き方のせいでまったく目立ちません。駅から階段を下りてもまったく視界に入らず、横断歩道を渡って右を見ると初めてわかるのです。「みんな、もっと僕に気が付いてよ」と言っているように見えます。

東京駅の井上勝像

東京駅の丸の内口にこんな銅像があることをご存知ですか。日本の鉄道の父、井上勝です。幕末にイギリスに密航した長州ファイブの一人で、イギリスでの勉学と見聞をもとに、鉄道施設の重要性を説いて、最終的に鉄道庁長官まで務めた“鉄道一筋”の人です。工事の間は撤去されていましたが、今はきれいになった東京駅前にそびえ立っています。でも下を向いて歩いている人も多いので、気づかないでしょうね。

土浦の石仏

土浦の大杉神社の裏に静かに座る観音様です。石仏の保存状況は材質が影響します。この像は1682年の作ですからすでに300年以上経過していますが、安らかな表情がとても良く残っています。疲れを取る効用がある仏様と、勝手に思っています。

奈良の依水園

東大寺には、かつて高さ70m~100mと推測される七重の塔があり、その西塔の中心に立つ心柱を支えた礎石が依水園の『後園』の池の護岸石に使われているそうです。京都、奈良にはこのような礎石であった石が庭石に転用されている例が多く見られます。

安土城跡

安土城跡は、このような礎石のみが並んでいる天守閣跡です。大河ドラマでは城下町にそびえ立つイメージがありますが、山城です。復元された大手道は山をほぼ直前に登る長い階段。秀吉や家康の邸宅跡も坂道の脇に並んでいます。城ができた時信長45歳、そして3年後に迎える本能寺の変、ほどなく本丸は焼失し、城壁と礎石が残りました。安土城を復元する話があるようですが、歴史が好きな人には安土城は見えているから大丈夫、といったら格好つけすぎでしょうか。

以上、私のコレクションから一部ご紹介しました。さらにご覧になりたい方は私のインスタグラムまでお越しください。お読みいただきまして、ありがとうございました。

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2020年10月 KO